2012年3月9日金曜日

張飛、美形説

張飛、美形説

三国志の中では粗野で乱暴者で、ごついイメージが強い張飛が、「実は美形だった」という説があります。

劉禅に嫁いだ二人の娘が、京劇の演目にもなるくらいの美女で、

「娘は父親に似る」という定説が生きるならばそれなりに美形では?という理由です。

「乱暴な性格の為にそれに似つかわしい容姿に書き換えられた可能性がある」ということです。



この説、どれくらい信用できます?



言う事はわかるのですが、やっぱり張飛ってごついほうが似合いますよね?







正史では張飛の容姿どころか酒好きかどうかもわからないんですよねぇ。

娘は父親に似るって性格の事じゃないんですか?

張飛の嫁さんは山で見つけた夏候淵の姪13歳を拉致して嫁にしたっていう話があります。

劉備と敵同士の曹操の親族で重臣の姪を嫁にするんですからよっぽどの美女じゃないと嫁になんてしないですよw

だから母方の血で二人の娘は美女になったんだと自分は信じたいですw

皇后になるぐらいの美貌なんですから・・・・








(´・ω・`)まぁ説については・・・どうですかね。



DNAの奇跡かもしれませんし。



ただ事実がどうあれもう「張飛はゴツイ」でいいかなーとw



美形で線が細く見える張飛が橋の上に立ってても踏み潰されそうかなーとw







『三国志演義』に張飛のことを「どんぐりまなこに虎の髭・・・・」と言う記述があり、美形とは程遠い剛の者となっています。

『水滸伝』の林冲が張飛をモデルとしていて、その風貌の説明は張飛と全く同じ記述になっています。

にも関わらず現在は林冲が美形とされているのは林冲の活躍があまりにもカッコいいからです。

張飛を美形とする説は林冲から本家に流れたか、張飛の活躍がカッコよかったためかのどちらかだと思います。



しかし、張飛は美形ではなくごついイメージの方が強いですね。

中国の古い笑い話にこんなのがあります。



ある日一人の男が道を歩いていたら野ざらしになっている骨を見つけて埋葬したところ夜中に家の戸を叩く者がいました。

男:どなたですか?

客:ヒと申します。

男;どちらヒさんですか?

客:(楊)貴妃と申します。野ざらしになっていた私の骨を埋葬して頂いたお礼に一晩御仕え致します。



その話を聞いた別の男が同じように道を歩いていると野ざらしになった骨を見つけたので埋葬しました。

そして、その夜、家の戸を叩く者がいました。

男:どなたですか?

客:ヒと申します。

男;どちらのヒさんですか?

客:張飛と申します。野ざらしになっていた私の骨を埋葬して頂いたお礼に一晩お尻をお使いください。



張飛が美形だったらこんな笑い話は生まれなかったでしょう。

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