北方三国志の張飛
北方三国志の張飛って呉による暗殺みたいなことになってますが彼って自分の部下に殺されたんじゃないんですか?
ていうかそもそも北方三国志って正史ベースと聞いたんですが、演義もちょっと混ざっていて、彼の好きな武将(多分、呂布、馬超、張衛などなど)を引きたてる役割をするオリジナルストーリーをちょくちょく作ってませんか?
たしか北方三国志では張飛って周瑜の愛人の幽に殺されたんでしたっけ、(オリジナル人物)毒を盛られて。
正史、演義では張飛は、かねてから張飛に日頃の刑罰等で恨みを抱いていた部下の張達・范彊に関羽の弔い合戦の荊州奪回戦で殺されます。その後二人は呉に寝返ります。
北方三国志ではオリジナルキャラクター、ストーリーが多いですがそれが違和感なく話を面白くするように入っていて私は結構好きです。
張飛の侍者の王安(オリジナル)が劉備の妻子を趙雲と共に必死に保護し王安が死んでしまう長坂橋の戦いでは泣きそうになりました。
また、政治の裏の人たちは資料に名が残るはずもなく、間者はほぼオリジナルキャラです。
三国志の小説は全部もとは演義か正史で同じですからオリジナルキャラを入れたりしないと小説にロマンや独自の考え方を盛り込むのが難しいと思います。そのような面ではオリジナルの人物が一役買っていると思います。リアルを追及する人にはオリジナルストーリーもしかしたら演義でさえ不快かもしれませんが、、、
一応北方三国志の主要オリジナルキャラ書きます。
蜀
董香 張飛の妻
王安 張飛の侍者
応累 蜀の間諜の元締め
陳礼 張飛の副官
陳倫 諸葛亮の妻
魏
石岐 「五錮(ごこ)の者」の頭領
尹貞 司馬懿の軍学の師
呉
潜魚 間諜の元締め
幽 周瑜の愛人、間者、張飛暗殺の犯人
その他
瑶-呂布妻 鮮広-張衛の叔父 牛志-馬超の側近 袁綝-袁術の娘、馬超の妻 爰京-曹操専属の鍼師 洪紀-劉備の幼馴染 成玄固-牧場主 胡朗-呂布に赤兎馬の世話役として雇われた少年
張飛を殺した部下が呉に逃げたので、
呉による暗殺ということになっているのではないでしょうか。
北方さんの三国志は正史をベースにした「歴史小説」なので必ずしも歴史と一致するわけではありません
歴史小説は読み手を楽しませるために歴史と違うことを書いてみたり奇抜な解釈で物語を進めることはよくあります
というわけで北方さんのドラマティックな三国志は正史には居ない人物も出てくるしオリジナルの話も入ってます
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