三国志一番の名言は誰の何と言う発言ですか?
個人的に好きなのは張飛の「登れそうな所から登っても奇襲にはならない。誰の目から見ても登れそうにないところから登るのが本当の奇襲と言えるだろう」です。
黄巾党のスローガンである、
『蒼天已死 黄天當立 歳在甲子 天下大吉(蒼天已に死す 黄天當に立つべし 歳は甲子に在り て天下大吉ならん)』ですね。
意味は、『蒼天(漢王朝)の世は乱れに乱れ既に死んだも同然であり、黄天(太平道)の世が正に立つべき時である。
時は甲子(184年:今年)、皆立ち上がり住み良い天下を作ろうではないか。』というものです。
これによって三国志の物語がスタートすると言っても過言ではないでしょうから、この言葉以外に考えられません。
これは、正史にも演義にも記述があり、実際に使われた可能性が非常に高いと言われています。
演義に出てくる創作(作者が後付した言葉)より名言だと思います。
「兵は神速を貴ぶ」
曹操軍の最強の軍師「郭嘉」の言った言葉。
演義では程昱が言った言葉です。
kaisyazimuinさん。
貴方が言われるのは会話中での話しです。
当時は相手の名前(曹操でいう「操」)を呼ぶのはタブーでしたから「曹孟徳」「劉玄徳」「諸葛孔明」と姓+字で呼び合いました。
ですがこういう説明文ではわかりやすいように姓、名、字全てを読んだ方が親切だと思います。
貴方の言い分は確かに筋が通っていますがこういう場合は全て書こうが、諸葛孔明と呼ぼうが、諸葛亮と呼ぼうがどれでもいいと思います。
陳寿が曹操を評して言った言葉。
「非常の人、超世の傑」(非常な才能の持ち主であり、時代を超えた英雄である)
ちなみに上の方、「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」は秦に反乱を起こした「陳勝」の言葉です。
あと、上の方、「諸葛亮孔明」は「諸葛」が性、「亮」が名、「孔明」が字です。
中国では名と字と両方つけて呼ぶことはしません。正しくは「諸葛孔明」もしくは「諸葛亮」です。
同じ理由で「劉備玄徳」「曹操孟徳」などはすべて誤りです。
「優れた人は静かに身を修め、得を養う。無欲でなければ志は立たず穏やかでなければ道は遠い。
学問は静から、才能は学から生まれる。学ぶことで才能は開花する。志がなければ学問の完成はない。」
諸葛亮孔明の言葉らしいです。
NHK「そのとき歴史が動いた」でやってた気がします。
それまで知らなかったけどいい言葉と思いました。
「治極まれば乱を生じ乱極まれば治に入る、これは古来からの倣いではないですか。」
発言者は諸葛亮の友人崔州平です。
「呉下の阿蒙にあらず」ですね。知っていると思いますが呉の魯粛が呂蒙に対していった言葉です。
この言葉を聞くたび呉下の阿蒙にならないように頑張ろうという気になります。
この言葉に対して呂蒙は、「士、別れて三日なれば、すなわち、さらに刮目して相待て」というのですがこの言葉も人として参考にしたい言葉ですね。
また曹操の「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」もいいですね。これは曹操が董卓の暗殺に失敗したとき、陳宮にいった言葉です。小鳥には大きな鳥の考えは理解できないだろうという意味。
建安の三曹七子として数えられた曹操、曹植、曹丕の漢詩も好きです。とくに曹植が兄曹丕に対する思いを歌った七歩詩が好きです。
曹操の漢詩はこちら
http://www2.oninet.ne.jp/kanzaki/fsou/sou5.htm
曹植、七歩詩
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shici/r04.htm
曹丕、燕歌行
http://www.geocities.jp/airin_1983/cha/souhi.htm
0 件のコメント:
コメントを投稿