三国志について簡単に教えて下さい。
後漢の時代、官僚が腐敗し中央政権が堕落したことから、国が乱れました。
そこで、頭角を現したのが曹操(魏)、劉備(蜀)、孫権(呉)が治める三国です。
※厳密には違いますが、簡単にということでこれで通しますね。
魏の曹操は官僚の息子で3人の中では一番中央政府に近く、領土も中国の北半分を治め、天下統一に一番近かった人です。
漢王朝の皇帝の末裔を名乗る蜀の劉備は関羽、張飛とともに桃園の近いと呼ばれる義兄弟の誓いを交わし、漢王朝の復権を目指します。領土は中国の南西部分、全体の1/4でした。
呉の孫権は父、兄ともに優秀な武将(日本で言えば大名)のエリートでした。その経歴を利用し、覇権を目指します。領土は残りの南東部分、全体の1/4
この三国の興亡を描くのが三国志です。
最終的には魏でクーデターを起こした晋が中国を統一するという皮肉な結果に終わります。
また、三国志には物語に登場する逸話から数多くの故事・成語が生み出されてます。
老いてますます盛ん
泣いて馬謖を切る
破竹の勢い
などが代表例です。
一般に日本で三国志と言うと三国志演義という歴史をもとにしたフィクションです。フィクションだからこそドラマティックに仕上がっており、多くのファンを引き付ける魅力になってるんだと思います。
ってなとこで。
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