三国志の趙雲って、間違えも少なく最高の登場人物だと思っていますが、あまり評価されてない気がします。なぜですか?
蜀のほとんどの武将が戦死していく中で、この趙雲は病気で死んでしまったからではないでしょうか。
よく知られている武将は多くが悲劇的な死をしている。関羽や張飛、龐統、黄忠などの蜀にとって重要な人々は戦死や味方の裏切りで死亡しています。また馬謖や魏延などは「処刑」という形で死んでいる。このような人々は後世になってもよく知られていると思います(「泣いて馬謖を切る」と言ったことわざが残っているように)。
これに反し、病気で死んでしまった武将は影が薄い。趙雲とおなじ「蜀五虎将軍」だった馬超という武将も病気で死んでいます。また関羽や張飛の息子たちも事故や病気で死んでいる。呉では周瑜の片腕として功のあった魯粛という軍師も病気で死んでいる。孔明や司馬懿は別として、以上のような武将はほとんど知られていないのではないでしょうか。そんなことから、趙雲は病気で死んでしまったから影が薄くなり、評価もされなかったのではないかと思います。
日中を通じて1番批判のされて無い人物です。関羽は驕慢、張飛は短慮、孔明は酔狂など、いろいろ批判されているのに、趙雲を批判する適切で説得力ある言葉は見つかりにくいようです。
また、劉禅救出の件は日本では大して評価されてませんが、中国ではもっと評価されているようです。
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