三国志の漫画では関羽は青龍円月刀、張飛は蛇矛で戦っていますが、
あの時代には存在しない武器だそうです。
じゃあ実際はどのような武器を使っていたのでしょうか?
>あの時代には存在しない武器だそうです。
そうですね。
関羽の「青龍偃月刀」が誕生したのは、宋代(10世紀~13世紀)ごろ。
張飛の「蛇矛」にいたっては、明代(14世紀~17世紀)に誕生したものです。
2人がこの武器を持っている描写が登場したのは、「三国志演義」からです。
(「三国志演義」が書かれたのは明代。史実の約1000年以上後の話です。)
>じゃあ実際はどのような武器を使っていたのでしょうか?
三国志の時代にあった刀は、せいぜい1mくらいの普通サイズの刀だけでした。
あとは、棒の先に刃がついた「戟」や「矛」などが、使用されていたと思われます。
このHPで紹介されています。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/skymap/rekisi-mania/heiki/index.html
三国志「蜀書」張飛伝には、いわゆる長坂の戦いで橋の上に立ちふさがった張飛について「矛を小脇にして」という描写があります。
武器は折れたり刃こぼれなどで切れ味が鈍るので複数の武器を戦場に持っていくこともありますし、数十年間同じ武器を用いていたとは考えられません。やはり刀剣や矛など主流になっている武器で戦ったのでしょう。
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