なぜ張飛の字には翼徳と益徳が出てくるのですか?
また、どちらが本当なのでしょうか?
張飛の字は、『益徳』が正解とされます。
一般的には正史が『益徳』で演義が『翼徳』です。
翼と益が中国語の発音だと同じで、どちらも「イー」と読みます。
三国志演義の原型といわれる、全相三国志平話において、
すでに張飛の字は、「翼徳」と書かれてます。
全相三国志平話とは、三国志の講談(語り物)を元に作られたため、
地名、人名に当て字が多く年号の統一性、整合性がなされていません。
益と翼は発音が同じなので、
平話の編纂者が、名の飛から、翼の字を勘違いしたのではないでしょうか。
ほかにも、
「諸葛」を「朱葛」と書いてみたり、「司馬懿」を「司馬益」としたりしています。
これは、講談などでの声に出して読まれることが前提な訳で、
となると漢字表記は正確である必要が薄いことが原因かと思われます。
演義の作者羅貫中は、張飛の字は益徳だと知ってはいたでしょうが、
演義以前の三国志の主人公と言えば、張翼徳(平話の主人公も)です。
一般大衆に受け入れられている「張翼徳」を、
今さらかえる事は、出来なかったのではないのでしょうか。
ちなみに、
張飛の中華読みは張(チャン) 飛(フェイ) 翼(益)(イー) 徳(ドォ)
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